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RZ250R-3HM (29L) 専用設計 デジタル進角CDI  税込価格 89,800円
    適合車種:RZ250R 3HM 型式:29L    純正品番:3HM-85540-00

-----[MEGA-denshi製 RZ250R-3HM専用設計デジタル進角CDIの特徴]-----------------------------------
1、純正ベースの安心安全な点火マップ・YPVS開度マップ
  ⇒ MEGA-denshi での様々なCDI開発から得られたデータを元に、3HM専用の点火マップを搭載しました。また点火時期と同様にYPVS開度も専用のマップを搭載しました。図はあくまでイメージですが、この様な感じでCPUが状況を演算、点火・YPVS動作を実行していきます。




2、MEGA-denshi CDI専用のYPVS保護機能を搭載
  モータ駆動安全装置を搭載し、車体側YPVSユニットだけでなく、CDI内部の回路の保護機能も強化しました。以下に保護機能を説明します。
(参考図はSDR用のサーボモータ)
保護機能1: ポテンショメーター信号線断線時のモータ動作停止
MEGA-denshi CDI では、常時信号線をモニタ、断線の有無を監視しています。万が一ギボシが外れた場合、断線を検出してモータ動作を停止させます。

保護機能2: プーリ位置の異常検出時のモータ動作停止
 MEGA-denshi CDI ではプーリがYPVSマップの範囲(YPVSが正常に稼働する動作範囲の上限、下限)を大きく超えている場合、YPVSの取り付け異常と判断し、モータ動作を停止させます。これにより物理的に異常な範囲でYPVSが動作するのを防ぎ、ワイヤやプーリが損傷することを防ぎます


3、更にきめ細かくなったYPVS制御(Gen2)
  ⇒ YPVS制御を更にきめ細かくすると同時に追従性を高めました。また初期動作は3XVと同様のアルゴリズムを取り入れ、正確性を高めました。



4、点火用コンデンサの静電容量の増加
 
 ⇒ 点火タイミングと同様に、MEGA-denshi での様々なCDI開発から得られたデータを元に、点火コンデンサの静電容量を見直し、放電エネルギーを増しました。


5、CPUやモータドライバを始め、電子部品は車載規格をクリアした部品を使用しています
 
 ⇒ CPUは車載で世界シェアトップレベルの日本の半導体メーカーRENESASの車載用CPUを使用しています。またYPVS制御の要となるモータドライバも車載用を搭載、その他、使用している電子部品は、厳しい条件であるAEC-Qxxx 準拠といった車載用を使用しています。



6、販売後もサポートします
  ⇒ ユーザー登録することにより、一定条件のもと、1年間万が一の故障でも新品に交換する保証をおつけします。保証切れ後もお問合せ等に対応するサポートが可能です。


[取り付けについて]
 MEGA-denshi RZ250R-3HM専用設計デジタル進角CDIは純正互換なので、カプラーオンで純正CDIと同じようにそのまま車体に取り付けることができます。
 純正CDIは配線の取り出しが1か所ですが、MEGA-denshi CDI では2か所に配線を分けて引き出しております。また配線被覆も行っているのでそのままご使用いただけます。

 次に取り付け例を示します。完全に純正互換なので、そのまま純正CDIと同じように取りつけることが可能です。




手順1:オイルタンク横の端子はYPVSコントロール部になります。2極カプラと4極カプラをそのまま図の様に接続して下さい。CDI製造の便宜上、車体ハーネス側の配線の色とCDI側の配線の色が違う組み合わせのものがありますが、カプラONで接続できるようになっておりますので、そのまま合うようにカプラを接続して下さい。次に白/赤の配線のギボシ同士を図の様に接続します。



手順2:燃料タンク右下にある防水2極カプラと3極カプラをそれぞれ接続します。CDI製造の便宜上、車体ハーネス側の配線の色とCDI側の配線の色が違う組み合わせのものがありますが、カプラONで接続できるようになっておりますので、そのまま合うようにカプラを接続して下さい。



手順3:同じく燃料タンク右下にあるギボシの配線2本を図の様に接続します。橙色は同色同士、青の配線のメスギボシ(CDI側)と黒/白の配線のオスギボシ(車体ハーネス側)を接続します。
ギボシ配線接続
車体ハーネス側 ギボシ MEGA-denshi CDI側 ギボシ
橙 (オス) (メス)
黒/白(オス) 青 (メス)



手順4:燃料タンク右下にある黒の配線の三又分岐端子のうち、CDI用は使用しません。弊社CDIからも黒の配線はありません。元々使われている黒のオスギボシはそのまま接続しておきます。



手順5:カプラや配線ギボシをすべて接続したら、CDI本体を取り付けます。両面テープが裏面に貼ってあるので、図の様にシールをはがして使用します。



手順6:オイルタンクに近い位置にCDI本体を図の様に取り付けます。接地面が荒れていたり、バリがある場合は予め下地を整え脱脂すると良く貼り付きます。以上でCDIの設置は完了です。



手順7:最後にYPVS全開調整位置の確認行います。
純正と同じ全開位置で停止するようになっているので基本的に調整は不要ですが、個体差によりわずかにズレが生じた場合は、以下の手順で調整して下さい。

 ⇒ まずイグニションONにすると、YPVSイニシャライズを行います。全開の位置で停止しますので、停止後にイグニションをOFFにします。次に図の様にプーリホルダの穴とプーリの切り欠きの位置が合うようにワイヤを調整します。調整後にもう一度イグニションをONにして、YPVSイニシャル後にズレが無いか確認してください。問題なければCDIの取り付け、初期化が完了となります。

※イグニションONでエンジンが停止している場合(イニシャライズ後やエンスト時)は、CPUが常にYPVSを全開にしようと位置を監視・調整しています。ですので、プーリのワイヤ調整の際は必ずイグニションOFFで行ってください。



[注意点]

 ・本製品は純正互換なので、純正CDIに比べてパワーアップするものではありません。
 ・バッテリから直接+12Vを接続すると、イグニションOFFのバイクに乗っていない間にも微量ですが電流が流れている為、バッテリ上がりの原因となります。

 ・エンジン回転のレブリミッターはあえてプログラムしておりませんので、回し過ぎにはご注意下さい。
 ・開発時はマニュアル値での最高出力発生回転数までエンジンが吹け上がることを確認していますが、それ以上の回転域の動作は保証外となります。

 ・誤作動防止の為、NGK抵抗入りプラグをご使用下さい。その他のプラグでは動作未確認となります

 ・純正イグニションコイルおよびハイテンションコード以外での動作は未確認の為、社外の強化コイルやホットワイヤー等は非適合となります。
  ⇒ 誤作動した場合、内部ICが損傷し、CDIが故障するおそれがあります。
 ・配線本体を含め、CDIを分解した場合、保証の対象外となります。



[開発について]
 RZRシリーズの最終型である3HMのCDIは従来の点火のみのアナログCDIとは違い、YPVSコントローラも兼ねたデジタル制御になっているのが特徴です。MEGA-denshi ではすでにR1-Zで同タイプのCDIの開発が完了していたことから、それを更にきめ細かな制御にし(Generation 2)、3HM専用のマップを搭載しました。特にYPVS制御の初期動作については、ヤマハ2ストスポーツの最終型である3XVと同じアルゴリズムを搭載し、より正確な制御の実現を図りました。またハードに関しては、ルネサス車載用CPUはもとより、モータドライバも車載用ICを搭載し、安心安全を確保しました。

 2000年代からCPUはすべてシングルチップ化して非常にコンパクトになりました。搭載しているデジタル制御を担う高性能CPUは、日本が世界に誇る車載半導体メーカーRENESAS社のものです。日本車のインジェクションモデルの純正ECU内部にもRENESASのCPUが使われていることからも、信頼性のある日本の半導体企業を MEGA-denshi は支持します。

 RZ250R-3HMの発売からすでに数十年経過しています。当然CDIも劣化しています。新品のデジタルCDIを供給させていただくことにより、今後もずっと安心して維持し続けられるようお役に立てれば幸いです。



-----------------------------------[お客様の声]-----------------------------------
 ここではCDI装着後にいただいたお客様の声の中から、掲載に快諾していただいたものをご紹介します。修理の際に絶版部品で困っていた方、予備を兼ねた純正からの換装で性能がUPした方、色々なケースがあるかと思います。もちろんすべての方が同じような体感を得られるとは限りませんが、ひとつの目安としてインプレッション等を参考にしていただければ幸いです。


「ネットオークションで買った車体でしたが買って半年で純正CDIが壊れてしまいました。
地元のバイクショップにてRZ界隈では有名らしい某CDIに交換。
ですが乗って2日目にキーオンで動くはずのYPVSのウィーンウィーンが不安定になってしまいました。
キーを何回か回すと反応するのですがどうも気がかり。
YPVSモーター側カバーを外してエンジンを空ぶかししてみるとなんかワイヤーを引っ張るプーリーの動きがおかしい。
ざっくり言うと動きがぎこちなく迷ってるみたい。ちょこっと動いたり戻ったり、素人目にみても回転数に反応がついていってない感じがしました。
まぁ走ることは出来るし一応高回転ではYPVS効いてるだろう感じはしたのでそのまま乗り続けて3年が経ちました。

 そして今回メガスピードさんから3HMのCDIが発売されることを知り、CDIの中身がどうなっているのか全くわからない私でも商品紹介ページを見てるとなんかすごそう、しっかりした作りなんだろうなと思い購入。
早速取り付けてYPVSの動きを確認するとキーオンでもちろん作動。
モーター側を空ぶかしでみると「おぉー!これこれ!こういう滑らかで追従する動き!やっぱりこんな動き方するんだよ!」と嬉しくなってしまいました!
そして肝心の走行ですが5000回転超えたくらいからYPVSの効きを体感できます。
前のCDIでは7500くらいから9000まで一気にパワーが出るだけでしたがこのCDIはエンジン回転数に追従してバルブが動いてるのを実感できます。6000くらいでグァーっとパワーが出始めて8000回転で2ストらしいパワーがバァーンと出ます。

 高校生の頃、初めて買った原付に社外のCDI付けてリミッターを超えて走れるようになった時の嬉しさ。まるであの頃のように嬉しくて行くあてもなく夜な夜なバイクに乗ってしまいました。」(メールより引用)

  (千葉県・Y.S 様)
[MEGA-denshi]
 このたびはインプレッションおよび画像をいただきありがとうございます。今回のモデルより、YPVSモータ制御がよりきめ細かくなりました。おそらくその点が初期動作や、実際の動作中に効いているのではないかと考えられます。
 3HM用のCDIは輸入品も含め複数存在するようですが、ルネサス車載用CPUを搭載した弊社の国産CDIをお使いいただくことにより、安心してライディングを楽しんでいただければ、開発したかいがあります。
 私もバイクに乗ることが楽しくて仕方なく、乗っているだけで嬉しくて行く当てもなく走り回っていた頃がありました。そんな初々しさを取り戻していただけたのであれば、これ以上の喜びはありません。これからも良い製品を開発・販売していけるよう頑張りたいと思います。このたびは本当にありがとうございました。





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