--------------[MEGA-denshi製 LS650・LS400 (サベージ) 専用設計デジタル進角イグナイタの特徴]--------------
　※ 適合車種はサベージ650全種と、最終型を除いたサベージ400になります。サベージ400の型式はNK41AとNK41Bの2種類がありますが、NK41Bの中にもP型と最終のT型があります。本製品はT型には適合しない為、間違いないようご注意下さい。


2、電子部品は車載規格をクリアした部品を使用
  ⇒ CPUは車載で世界シェアトップレベルの日本の半導体メーカーRENESASの車載用CPUを使用しています。使用しているICや半導体等の電子部品は、可能な限り厳しい条件であるAEC-Qxxx 準拠といった車載用を使用しています。

また、カプラをイグナイタ本体に埋め込みコンパクトなパッケージになっている為、純正イグナイタと同じようにカプラーONで規定位置に設置可能です。

[取り付けについて]
　MEGA-denshi LS650・LS400専用設計デジタル進角イグナイタは純正互換なので、カプラーオンで純正CDIと同じようにそのまま車体に取り付けることができます。


手順1：純正イグナイタを取り外し、左図の黄色の円で示したネジを少し緩め、すき間を作ります。右図の様に緩めたプレートにイグナイタを固定する為の300mmの結束バンドを通します。



手順2：イグナイタ本体を結束バンドで固定し、車体側の10極カプラをイグナイタに接続します。



手順3：周囲の配線を整えてイグナイタの取り付けが完了です。


[注意点]
　・エンジン回転のレブリミッターはあえてプログラムしておりませんので、回し過ぎにはご注意下さい。
　・開発時はマニュアル値での最高出力発生回転数までエンジンが吹け上がることを確認していますが、それ以上の回転域の動作は保証外となります。
　・誤作動防止の為、NGK抵抗入りプラグをご使用下さい。その他のプラグでは動作未確認となります。
　・ジェネレータコイルは純正のみ動作確認しております。他車種流用や社外品は非適合となります。
　・純正イグニションコイルおよびハイテンションコード以外での動作は未確認の為、社外の強化コイルやホットワイヤー等は非適合となります。
　　⇒ 誤作動した場合、内部ICが損傷し、イグナイタが故障するおそれがあります。
　・イグナイタを分解した場合は保証の対象外となります。

【警告】下図で示すCDI側面の内側にある六角ネジは絶対に緩めないで下さい。緩めた場合はCDIが破損します。
　




[開発について]
　単気筒大排気量であるサベージ650そして400は、空冷単気筒エンジンが直立に近い形で車両の真ん中に鎮座する唯一無二のアメリカンです。
　今回イグナイタの開発にあたり最も重視したのは純正の乗り心地です。その再現を念頭に、ほぼ完全互換と言っても過言ではない点火マップを搭載しました。またエネルギー効率の良い最新のIC等を使用することにより、消費電力の低減を実現しました。

　ハードに関しては、車載用CPUの搭載はもとより、パッケージングに弊社製品としては初の埋め込みカプラ方式を採用しました。これによりカプラーONで車体に取り付けることが可能です。

　2000年代からCPUはすべてシングルチップ化して非常にコンパクトになりました。搭載しているデジタル制御を担う高性能CPUは、日本が世界に誇る車載半導体メーカーRENESAS社のものです。日本車のインジェクションモデルの純正ECU内部にもRENESASのCPUが使われていることからも、信頼性のある日本の半導体企業を MEGA-denshi は支持します。

　サベージ650・400の発売が1980年代半ばですから、すでに数十年経過しています。それにともないイグナイタの故障事例も多くなっております。その中で、新品のデジタルイグナイタを供給させていただくことにより、今後もずっと安心して維持し続けられるようお役に立てれば幸いです。