トップページMEGA-denshiMEGA-denshi-CDI




KR250-A1 (KR250A) 専用設計 デジタル進角CDIセット  税込価格 99,800円
   
適合車種:KR250-A1


-----[MEGA-denshi製 KR250-A1専用CDIの特徴]-----------------------------------
1、安心の純正互換を基本とした安全安心な設計
  
KR250は当時の販売台数も少なく、現存して乗り続けられている車両はごく少数にとどまります。しかも部品も絶版ばかりで修理すら大変であることを考えれば、わざわざこの車両でサーキットをガンガン走るユーザーは少ないと判断し、純正互換を基本にエンジンに負担をかけない安全な範囲で使用できる設計にする必要があると判断しました。したがって、点火コンデンサの容量も純正と同じものを選定し、点火時期も進角させ過ぎて無理をするようなことを避け、様々なデータから安全な範囲を越える事が無いようにプログラムしてあります。


2、点火時期マップの概要
 図はMEGA-denshi KR250専用CDIの点火時期を単純化したイメージです。アイドリング時はBTDC13.5°付近で極めて安定した点火を実現しています。その後Aの区間で進角させることにより低・中速のトルクを出し、高回転になるにつれ遅角し、Bの区間では遅角させ過ぎないようにしています。
 純正CDIの点火時期は、アナログ制御なので非常にばらつきが大きく、CDIにより個体差があります。特に発売から数十年経過した現在では内部部品の劣化による故障などが多発していることからも、純正CDIの点火時期はかなり狂っているケースが多いと考えられます。サービスマニュアルにある点火時期の図を見ても、かなり振れ幅が大きく記載されています。
実際に弊社では、純正CDIでアイドリング時に勝手に進角してしまい、その結果エンジン回転が高くなってしまう不具合が確認されています。
 発売当時の1984年、アナログ制御で進角遅角するという非常に高度な技術を駆使した純正CDIですが、時はすでに令和になっています。驚異的な発展を遂げた高性能CPUを搭載したMEGA-denshi CDIであれば、正確な点火時期に制御することが可能です。


3、高性能CPUをはじめ、すべての部品を表面実装することにより、デジタル制御ながらもコンパクトな造りになっています。
  ⇒ CPUは車載で世界シェアトップレベルの日本の半導体メーカーRENESASの製品を使用しています。
  取り付けも純正のCDIの取り付け位置にそのまま設置することができます。


4、電子部品はすべて現行の新品で組立ています。
  ⇒ 新しい部品でリフレッシュできます。使用する電子部品は可能な限り車載用を選んでいます。
  半導体部品は10年経過したら劣化します。純正CDIは発売から数十年経過しているので非常に疲れた状態です。


5、販売後もサポートします。
  ⇒ ユーザー登録をしていただければ、一定条件のもと、3年間万が一の故障でも新品に交換する保証をおつけします。


[取り付けについて]
 KR250は純正ではアナログ制御のCDIユニットなので、直接バッテリ電源を使用していません。しかしMEGA-denshi製のデジタルCDIは、CPUや周辺に実装しているICを駆動するのに+12Vのバッテリ電源を使用します(正確にはCDI内部のレギュレータにより更にCPUやICの要求する電圧に落としています)。その為、イグニションONの時(アクセサリ電源)に左右のCDIに+12Vを得られるように配線を引き出す必要があります。
 
このCDIセットには、カプラーオンで左右のCDIに電源が供給できるように必要部品が同梱されているので、手順通りに取り付ければ簡単に電源をCDIに供給することができます。


 まず左の図はCDIセットの内容です。➀右側CDI本体、②左側CDI本体(便宜上、右側と左側と分けて記載しておりますが、どちらも同じ製品なので、左右の区別はありません)、③イグニションONで電源をとる為に、左側CDI取り付け部近くの6Pカプラに割りこませるカプラ、④引き出した電源を左右のCDIに分ける為のY字分岐ギボシ、⑤左側CDI付近のカプラから取り出した電源を、右側のCDIまで供給する為の延長コード、⑥ヒューズ本体(2A)、⑦ヒューズBOX、の7点になります。CDI本体以外の③~⑦はカプラーONキットになります。
 組み立ては右の図の様な順になります。図では省略されていますが、実際にはY字分岐ギボシと右側CDIの間に⑤の延長コードを入れて接続します。

 次に取り付け例を示します。ここではCDIセットに付属するカプラーONキットを使用します。要は左右のCDIにイグニションONで+12Vの電源が供給できれば良いだけなので、ご自身で電源が用意できる方、あるいはすでにアクセサリ電源のある方はご自由にお取り付けください。



1、まず左側CDIを外し、その下にあるイグニションキースイッチにつながっている白の6Pカプラを探します。




2、白の6Pカプラが見つかったら、それを外し、③の電源取り出し6Pカプラを割り込ませます。




3、割り込ませた6Pカプラから出ている電源線に⑦のヒューズBOXを取り付けます。次に④のY字分岐端子を取り付けます。




4、Y字分岐端子に左側CDIの電源供給線(黄)と、⑤の右側CDIまでの延長コードを接続します。




5、CDI本体から出ている6Pカプラと2Pカプラを車体側のカプラに接続します。




6、CDI下側は手が入りにくいので、上側を結束バンドでステーにクランプし、下側は配線どうしをクランプします。




7、延長コードがアッパーカウル内側をぐるっと回って右側まで行くように車体に這わせます。




8、右側CDIの取り付け部まで電源の延長コードをひいてきます。




9、延長コードを右側CDIの電源線(黄)に取り付け、CDIの6P・2カプラをそれぞれ車体側に接続します。




10、左側同様にCDI下側は手が入りにくいので、上側だけ結束バンドで固定し、下側はCDIの配線と車体側の配線をクランプします。

以上で取り付け完了です。


[注意点]
 ・バッテリから直接+12Vを接続すると、イグニションOFFのバイクに乗っていない間にも微量ですが電流が流れている為、バッテリ上がりの原因となります。
 ・誤作動防止の為、抵抗入りプラグをご使用ください。
 ・適応車種はKR250-A1のみです。KR250S (KR250-A2) については開発段階で実車での動作確認ができていない為、適応外とします。
 ・クラッチセンサ、ニュートラルセンサ、サイドスタンドスイッチによる安全回路への接続はありませんので、どの状態でもエンジンが始動します。

 ・開発車両はノーマルの状態です。社外の強化イグニションコイル等を使用した場合に誤作動する可能性があります。


[開発について]

 開発に至る大きなきっかけは、過去に修理したKR250の走行中のエンジン停止という不具合にさかのぼります。故障診断の結果、点火系統に不具合があると判断してオシロスコープで調べたところ、エンジンがかからない症状発生時には片側のCDIに内部短絡が発生していて、エキサイタコイルからの発電電流がGNDに流れている状態でした。この状態はいわゆるキルスイッチをONにしているのと同じで、コンデンサをチャージすることができず、左右どちらのCDIも点火を行うことができません。結論として中古CDIに交換してエンジンがかかるようになりましたが、またいつ再び同じ症状になるかは分かりません。というのも、交換した中古CDIがすでに何十年も経過しているものだからです。

 それと並行して、インターネットオークションで中古CDIを購入したものの、故障しているが修理できないかというお問い合わせが増加していました。中古ですから、故障しているかもしれませんし、動作確認できたとしても、いつ故障するか分かりません。その様なものを競り合って取得するような状況を打破したいという思いが日に日に強くなっていました。
 
 純正CDIの修理は不可能です。内部を見ていただければ一目瞭然ですが、樹脂と細かなガラス片が充填されていて、まず基板にたどり着くことが困難です。例えたどり着いたとしても、部品を交換する際に劣化したパターンが剥がれる可能性等を考慮すれば、現実的に修理は不可能です。どんなに時間をかけても数十年前のCDIを修理するのはナンセンスであるという結論に至ります。

 そこで、MEGA-denshi として、最新のCPUを用いたデジタル回路で新たにKR250用のCDIを開発することになりました。純正CDIと最も異なる点は、CPUやICを動かす為に電源が必要なことです。しかし、アクセサリ電源の取り出しをエンドユーザー様にお願いするようでは、純正互換と言えないと考え、左右のCDIへの供給電源も、カプラーを取り付けるだけで可能になるよう、配線もセットにしました。KR250はもともとCDIを2個使用していますから、左右のCDIと電源取り出しの配線カプラをセットで供給できる体制をつくりました。

 2000年代からCPUはすべてシングルチップ化して非常にコンパクトになりました。搭載しているデジタル制御を担う高性能CPUは、日本が世界に誇る車載半導体メーカーRENESAS社のものです。インジェクションモデルの純正ECU内部にもRENESASのCPUが使われていることからも、信頼性のある日本の半導体企業を MEGA-denshi は支持します。

 KR250は発売から40年近く経過する車両ですが、新品のデジタルCDIにより、今後もずっと安心してKRを維持し続けられるようお役に立てれば幸いです。


[バージョン情報]
 2020年--------------------------------------------------------------------------------
      2020.5.17 KR250用 デジタルCDIセット_ver.1.0を新発売(税込99,800円)   


[お客様の声]
 ここではCDI装着後にいただいたお客様の声の中から、掲載に快諾していただいたものをご紹介します。修理の際に絶版部品で困っていた方、予備を兼ねた純正からの換装で性能がUPした方、色々なケースがあるかと思います。もちろんすべての方が同じような体感を得られるとは限りませんが、ひとつの目安としてインプレッション等を参考にしていただければ幸いです。 

「本日は休みだったので300キロ程走行しました。始動性は、元々私のKRは1発始動だったので特に変化はありませんでした。驚いたのは低中速、明らかにトルクが太っています。
峠道をパワーバンド以下の回転数で流しての走行時にはアクセルを開けるとしっかり駆動がかかり車体が安定します。
以前ではギヤを1つ落とすところを、そのままのギヤで加速していきます。
7000回転からもパワーアップしている気がします。
あとは4000回転付近で巡行走行時に不整脈のようなバラツキがありましたが、ほぼ気にならない位に改善されていました。
全体的にエンジンの回り方がまろやかになった感じです。
私はRZR250も所有しています。私のはアナログ制御ですが最終型はデジタル制御。
乗り比べてみた事があります。デジタル点火制御はきめ細やかな制御なのかまろやかに感じました。
KRも同じ様に感じました。良い買い物だったと思います。」(メールより引用)

「購入後1000キロ程走行しました。全ての回転域でノーマルを凌駕しています。特に低中速のトルクアップにはビックリしました。とても良い商品だと思います。」(Facebook page より引用)
  (大阪府・川口洋 様)
[MEGA-denshi]
 まず驚いたのが、4000回転付近のバラつき改善についてのご指摘でした。実は開発車両において純正CDIでは4000回転から4,800回転程度において、パーシャルでは少し気になる不完全燃焼の様な、いわば「ザラついた感じ」がありました。排気音や体感と点火タイミングの測定から、明らかに進角し過ぎであると判断し、デジタルCDIではその領域の点火マップを純正より少しだけ遅角させてプログラムしました。すると、少なくとも開発車両ではその領域の不快感が軽減されたので、これはユーザー様にも判断していただこうと、あえてバイアスがかからないよう、その点は触れず納品しました。すると、まさに上記の通り、ピンポイントでインプレッションをいただいたので驚きました。やはり常に乗られているオーナーの感性は鋭いものがあると再認識しました。
 KRのCDIはパワーアップというよりも、故障して絶版で困っている方への供給を主軸に開発したので、純正から交換して違和感がなければ目的達成と考えております。その中で、トルクアップした感覚のご報告は、開発者として嬉しい限りです。このたびはありがとうございました。
 川口様はご自身でエンジンまで分解整備するほどのスキルをもったプライベーターです。Facebookには色々な画像と記事がUPされています。KRだけでなくRZRやカタナなどの車両の記事もあるので、興味のある方はのぞいてみると良いかもしれません。



「無事エンジンかかりました! 感激いたしました! とにかくエンジンかかったので次に進めそうです。
 ありがとうございました。」(メールより引用)

  (三重県・WEST VILLAGE Custom Cycles 西村のりかず 様)
[MEGA-denshi]
 お役に立てたようで幸いです。画像も送っていただきありがとうございます。部品がなければ直したくても直せないので、バイクショップを運営されている方のお力になれるよう今後も絶版CDIの開発を頑張りたいと思います。このたびはありがとうございました。
 西村様は三重県津市でハーレーを中心としたカスタムショップ「WEST VILLAGE Custom Cycles」を運営されております。お近くの方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。






Copyright © MEGA-speed. All rights reserved